ひと昔前は、どこにも普通にあった【街のうなぎ屋さん】

地元の人に愛されて、安くて美味くて親しみやすいうなぎ屋さん。そんなうなぎ屋さんが鰻の価格高騰や後継者不足で次第に姿を消していく。何らかの形で街のうなぎ屋さんを応援したいと始めた【うなぎ大好きドットコム】

そういううなぎ屋さんに巡り合うと嬉しくなる。今回はそんなお話。


妹夫婦と暮らししている父親の顔を見に盆と正月は木更津へ行くのが定番の行事。
「大ジィジに会いに行く。」と孫娘も連れて一路、木更津へ。
館山道・君津インター近くの『房総 四季の蔵』へ寄りたいというカミさんの希望で君津でうなぎ屋さんを探す。
そして、やって来た『うなぎ和田』さん。

店内は4人掛け、3人掛け、2人掛けのテーブルが各1ずつの計9人の小さなお店。

予め、電話をしておいたので席をとっておいてくださったが、11時半の開店時には我々を含めて満席だった。我々以外は全て馴染みのお客さんのようだ。頼んでおいた鰻を取りに来るお客さんも何組か、いらして地元の方に愛されている様子が見てとれる。

うな重、うな丼にかば焼、きも焼のみでアルコール類は置いていない。絞り込んだメニューは潔い。
〈上うな重〉と〈きも焼〉をお願いする。

注文を受けて蒸し始めるようだ。
こちらは、オープンキッチンという訳ではないが、席から立てば調理場が見渡せる。
先客の蒲焼が焼き上がったようだ。
蒲焼の串を抜きはじめ、親串だけをわずかに残して器用にお重のご飯の上にのせる。
その姿が流れるように様になっている。

聞けば、68歳になる店主の和田康男さんは以前は房総スカイライン沿いの秋元という場所でお店を構えていたそうだ。
7年前にご自宅の一角をお店になさったということだ。

まず〈きも焼〉が到着。

一緒に行った4歳の孫娘もVサインの美味しさ。
子供が好む味はホンマモン。

我々の鰻も焼き台へのる。
デカい。活鰻で4pサイズだそうだ。
これで2,400円は安い!

45分ほど待って〈上うな重〉とご対面。

大振りの鰻をしっかり焼いている。

深蒸し、焼き強め、照りも良し。これも好きなタイプ。

香ばしさが鼻腔をくすぐり、口の中でとろける食感。
やや甘の癖になりそうなタレ。
街のうなぎ屋さんの王道だ。

ばあちゃんが漬けたような瓜の漬物も懐かしい味がする。

和田さん、いつまでもお元気で美味しい鰻を焼いてください。
ご馳走様でした。

 

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