『MONOQLO8月号』お取り寄せグルメグランプリの試食で2つだけ、初めていただくお店があった。

そのひとつが、名古屋の『うなぎのしろむら』さん

名古屋へ行く用事があったので、お邪魔することにした。

最寄り駅は、名古屋市営地下鉄「久屋大通駅」
1B出口から地上へ出ると名古屋テレビ塔がそびえている。

桜通りを東へ進み、「セブンイレブン桜通り泉一丁目店の手前を左折すると
『うなぎのしろむら』の看板が見えてくる。

『うなぎのしろむら』では一年通して三河一色産の活鰻を使用しているという。
その理由をお聞きすると

看板にある通り良質な三河一色産活鰻を当店は通年使用させていただいております。これまで、日本中、世界中の鰻を食べ歩きましたが三河一色産の活鰻は、うなぎ本来の素材を味わう地焼きには、最も適しており、焼き込みの際の仕上げ段階においては、タレの吸い込みもとても良く、私たちが求める理想の味を叶える調理素材にふさわしいバランスの良い鰻だと心から思います。

という答えがかえってきた。

三河一色(愛知県西尾市一色町)は、市町村別では日本一の活鰻生産量をほこる。
清流・矢作川から取水された養鰻専用水道が各養鰻場へひかれ。より天然に近い形で養殖される。

特に新仔のはしりの時期(6月から夏の土用ごろ)は、良質なうなぎが出荷され、うなぎ好きを唸らせる。

しかし、晩秋から春先は
天然に近い生育方法のために旨みが増す反面、皮が固くなり職人泣かせとなってしまう。
また、池の底はうなぎが好む土つくりからはじめているために、三河臭と呼ばれる泥臭さが残ってしまうリスクもある。

近年は、養鰻技術の進歩により、その課題は解消しつつあるが
冬場は、安定した品質の中国産を扱う専門店が多いのも事実である。

ちなみに中国産の活鰻は、最低でも3回の検査が行われ、残留農薬などは0もしくは基準値以下である。
中国産ヤバいのようなニュースをときどき見かけるが、稀なケースなのでニュースになるということである。

それでも『うなぎのしろむら』が三河一色産にこだわるのは

愛知県人、名古屋人が自慢できる鰻屋をつくりたい!そう思い、半ばうなぎを通じた地域愛とも言えるわがままな思いから、三河一色産と心中する思いを覚悟し様々な焼きと調理の技術を重ね、通年美味しい三河一色産の鰻蒲焼の技術を完成させました。

というお話を聞かせていただいた。

レジの向こうには、調理場が見える。
こういう店の作りが好きなのだ。

テーブル席は、お洒落な設え。
しかも壁はうなぎ模様(*^^*)

コロナ禍の影響か、ランチメニューは限定されているようだ。

もちろん、うなぎの量多い特上や特々上がビジュアル的に良いのだが
如何せん、最近たくさん食べられない( ;∀;)

〈活うなぎ丼・並〉をお願いする。

さあ〈活うなぎ丼・並〉登場である。

なごや鰻の美味しさを表現するのに
「カリふわ」という言葉があるが
『うなぎのしろむら』は、「サクっジュワー」とでも言ったらよいのだろうか?

外のクリスピーな食感の後から
中は、うなぎの旨みと程よく染み込んだタレの旨みがデュエットを奏でている。

ご飯を少なめにせめて〈活うなぎ丼・上〉を頼めば良かったと思うが
再訪を促されていると思うことにする。

一緒についてきた卵の黄身を投入。

うなダレご飯には卵黄があうのである。
名古屋にしては控えめなタレだが、そのために卵黄とご飯の美味しさがハーモニーを奏でる。

なごや鰻ではくくれない『しろむら流』を堪能させていただいた。

割り箸に刻印された「一尾入魂」に偽りなし!

福富 健店長
ご馳走さまでした!

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