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RIMG000701RIMG001001RIMG001201RIMG001301 京王井の頭線「神泉駅」から旧山手通りに出て、山手通りとの合流地点にほど近い場所に土蔵の入口風の店構えが「いちのや」です。「いちのや」は埼玉・川越にて天保3年(1832年)創業という老舗のうなぎ屋さん、その東京進出第1号店がここ渋谷・神泉のお店です。(東京には西麻布にもお店があります)

暖簾をくぐると右手にレジカウンター、左手に銭湯風の下足入れがあります。仲居さんに予約の有無を聞かれて予約はしてないと言うと「うな重ですと40~50分お待ちになりますがよろしいでしょうか?」と仲居さん。もちろんかまわないことを伝え、下足入れに靴を入れ木札を取り、お店に上がります。ちなみに下足入れの木札の番号は52番まであります。お店の最大キャパシティが52名なのでしょうか?

1階は、うなぎ料理以外の調理をすると思われる調理場を取り囲むようにカウンター席、左奥には掘り炬燵風のテーブルが3卓、通りに面した側には坪庭を配した2名用の個室があります。壁には棟方志功の版画(本物かどうかは不明)がかかっており、調度品なども含めて和モダンで統一されて落ち着けます。この空間プロデュースが待ち時間を退屈させない工夫のひとつでしょう。

もうひとつの工夫はうなぎ以外の豊富で本格的なお料理の数々です。 うなぎを待つ間、「「おこうこぐらいで酒飲んでね・・・」というのは池波正太郎先生ですが、私らはそこまで粋にはなれません。何しろ美味しいものには目がないわけですから。それで頼んだのが「うなぎの煮凝り」と「本日の刺盛」です。これを肴にビール(瓶はエビスのみ)を飲みながら待ちます。この日の東京は今シーズン初の真夏日でビールがことのほかウマい!

そして待つこと45分、待望のうなぎとご対面。 以前テレビにこちらの7代目・市野川昌也さんがおっしゃっていたところによると「普通は白焼きにしてから蒸してタレをつけるところを、うちでは白焼きをせず生のまま蒸すんです。」つまり生蒸しうなぎです。メニューの店主の挨拶にも「特に「蒸し」にはこだわり柔らかい食感を大切にしております」とあって期待大です。

よく若い女性タレントが肉料理を食べて「トロける~ぅ」などと言いますが、ここのうなぎを食べさせてトロけるとはこういうことを言うんだと教えてあげたくなりました。しかも紀州備長炭の魔力かはたまた老舗の技か、生蒸しにありがちな水っぽさや生臭さがありません。フワトロ系がお好きなうな党の皆様、太鼓判です!

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