2016年1月は、自分の生まれ年は北が吉方位だという。
縁起を担ぐわけではないが、今日も北へ向かい、神社と鰻の探検へ行くとする。

Google Mapをスクロールすると常総市、坂東市が北にあたる。

常総市は一言主神社、坂東市は国王神社がヒットした。

両社を参拝の後、坂東市の中心部である岩井の市街地でうなぎ屋さんを探す。
『鎌倉屋』と『かしわ家』という店でうなぎ蒲焼のノボリを見かけたが、どちらも釜飯がメインの店のようだった。
もう少し、車を走らせると交差点の角に「丹精こめてじっくりと焼きあげるあらきや自慢のうなぎ」という看板を発見。

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店内は、ボックスに仕切られたテーブル席と窓際の上がり座敷があり、壁のポップなども和食のファミレスのような雰囲気である。

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「お好きな席へどうぞ」と言われて、テーブル席へ腰を下ろすとすぐに「お決まりになったら声をかけてください。」の言葉とともにお茶とおしぼりが運ばれる。

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メニューも和食のファミレス的ではあるが、グランドメニューの1ページ分が「鰻」のページになっているのは、鰻料理に力を入れている証だろう。
鰻1匹分がのったうな重【竹】が2,390円、鰻1,5匹分がのったうな重【松】が3,150円とリーズナブルな価格設定である。
うな重【特上】(3,990円)は、鰻2匹のうち半身分を刻んで仲入れにしてあるユニークなものだ。
うなぎのせいろ膳やうなぎのひつまぶしもラインナップされている。
ひつまぶしは、蒸し焼きと地焼きを選べるという。鰻専門店並みである。
また、錦糸卵の上に刻んだ蒲焼がのったお子様うな重(1,080円)があるのもうなぎ好きとしては好感度が高い。何といっても子供はうなぎ好き界の未来を背負っているからだ(笑)

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この中から鰻1匹分肝焼2本分がのった【上】うなぎ肝焼重をお願いする。

15分ほどで【上】うなぎ肝焼重が到着。
蓋を開けるシーンはお馴染みの #うなパカ 動画で

蒲焼と肝焼の両方がのっていると食べる前からワクワクが高まります(≧▽≦)

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まず、蒲焼からいただく。醤油も甘みも強めの濃厚なタレだと感じる。鰻の身にもタレの味が染みているのはこの店の流儀なのだろうか?それでもタレに負けない鰻の旨味を感じる。小振りの味の濃い鰻を仕入れているのがわかる。
ひつまぶしに地焼きも選べると書いてあったが、自分の好みとしては地焼きで食べてみたくなるタレと焼き方である。

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食べ終わった頃合いを見計らってほうじ茶を持ってきてくれた。このあたりはファミレスとは一線を画すホスピタリティだ。

会計の時に帳場の壁にうなぎ漁で使う鎌が飾ってあるのを発見する。
女将さんらしき方に話を聞くと昔は近くに鵠戸沼(くぐいどぬま)という鰻がよく捕れる沼があったそうだ。その当時、使っていたウナギ鎌なのだそうだ。

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骨煎餅が大好きな孫のためにお土産に買って帰った。

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坂東市の西端には利根川が流れており、東側には鬼怒川も流れているのでもっとうなぎ屋さんがあってもおかしくないと思っていた。しかし、大きな河川は恵みの川であると同時に時として怒れる川に変貌する。昨秋も坂東市の隣・常総市では鬼怒川が決壊して大水害が起きたばかりである。
鰻は水害防ぐ神仏のお使いという伝承があり、鰻を食べない地域が存在する。もしかするとこの地域も川の恵みの鰻を食べる文化と水害除けのために鰻を食べない文化が混在するのでは?と思いを巡らせながら骨煎餅をつまみに酒を飲んでいる。

やはり、鰻は浪鰻なのである。

 

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