『しら河グループ』は、1948(昭和23)年創業『料亭 大森』を筆頭に、うなぎ・和食『しら河』浄心本店、今池ガスビル店、栄ガスビル店の3店と持ち帰り専門店をJR名古屋タカシマヤに展開している。

先月(2016年2月)に埼玉で開催された全国うなぎ屋さん有志の会・鰻福会に特別に参加させていただいたときに「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」事業の説明されたのが『しら河』社長の弟さんにして『しら河 今池ガスビル店』店長の森田恵次さんだった。会の途中で、森田さんとお話させていただくと上京された際には何店かの鰻専門店を巡られるということで失礼ながら自分と同じ匂いを感じてしまい、勝手に近親感を持ってしまった。

実は、名古屋在住の先輩のところへ遊びに行ったときに『しら河』さんでご馳走になったのが、初めて食べる本場のひつまぶしだった。その時は、先輩にご馳走になっているので写真も記録もないが、美味しくて出汁をかけずにほとんどそのまま食べてしまった記憶がある。それからも名古屋へ行った際は『しら河』さんの「うなぎまぶし弁当」を買って、新幹線で食べていたので『しら河』さんは、自分にとって名古屋うなぎの原体験というお店なのだ。

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2015年1月11日『しら河』栄ガスビル店で購入した「うなぎまぶし弁当」

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日本養殖新聞 2016年3月15日号より

その後、名古屋で何店か鰻専門店でうなぎを食べてみて『しら河』さんは、一番オーソドックスな名古屋うなぎの印象を受けた。

森田さんとご縁が出来たこともあり、初名古屋うなぎのカミさんを連れて行きたいと計画した。

愛読させていただいている『日本養殖新聞』に「めぐる。」を連載を持っている名古屋在住の新美貴資さんとはFacebook友達になって、交流させていただいている。

かねてから「名古屋へ行く時は、連絡させていただきます。」とお伝えしてあったので、今回の名古屋行きのスケジュールも連絡させていただいたところ、お忙しい中『しら河』今池ガスビル店さんへお越しいただけるという有り難い返信をいただいた。

すると何という巡り合わせなのか!
「日本養殖新聞」の高嶋茂男取締役にお会いした時にいただいた「日本養殖新聞」最新号(2016年3月15日号)を拝見すると、新美貴資さんの「めぐる。」45では、「未来を考え行動する」と題して森田恵次さんの記事が載っているではないか!
しかも昨年から登場した新メニュー「鰻箱」の情報も載っている。
これは頼まなくては! φ(..)メモメモ

タイムリーに森田さん、新美さんにお会いできることにご縁の合った方々に心から感謝した気持ちでいっぱいになった。

(日本養殖新聞さんのご好意により記事の貼り付けを許可していただきました。衷心より御礼申し上げます。)

当初の目的?である日本ガイシホールでのライブ鑑賞をして、最寄り駅の笠寺駅へ急ぐ。
今池駅へはいくつかのルートがあるらしいが、土地勘がないので路線検索をする。
笠寺駅からJRで金山駅へ行き、地下鉄・名城線に乗り換えて、さらに栄駅で地下鉄・東山線に乗り換えて今池駅へ行くのが早いらしい。
笠寺駅に着いたら森田さんにメールをすることになっていたので、おおよその到着時刻を記してメールを送信する。

今池駅に着き、いったん地上へ出てしまう。
お店は地下1階にあるとのことだ。
(駅は地下2階で、お店は地下1階で直結しているのを帰りに知った(^^ゞ)

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お店は、去年改装したということでお洒落な外観である。

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名前を告げると、個室に案内してくださった。
個室は、シックで落ち着いた雰囲気になっている。

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新美さんは少し遅れるということだったので、目当てのひとつ「鰻箱」とビールをお願いして待たせていただくことにする。

「鰻箱」
白焼き、ゴボウとうなぎの山椒煮、肝のオリーブオイル漬けの3点が入っている。
彦摩呂さんなら「うなぎの宝石箱や~!」と言うに違いない(笑)
見たにも綺麗だし、酒のアテにはもってこいだと感じる。

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そうしているうちに新美さんが到着。初対面のご挨拶をするが、Facebook友達の常で「初めて会った気がしませんね。」とすぐに打ち解けてうなぎ談義へ。

食事の注文は、私たちが「ひつまぶしセット」「肝入りうな丼」で新美さんも「肝入りうな丼」をお願いする。

『しら河』さんは、うなぎがメインだが、産地直送の新鮮な魚介を使用したお刺身と『料亭 大森』は森田さんのお祖父様が始めた天ぷら店だけあり天ぷらも自慢料理。
新鮮な「のどぐろ刺身」は絶品だった。

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また、生でも食べられるホタルイカを卓上で炙り焼きにする斬新なお料理も

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新鮮な魚介を楽しみ、うなぎ談義に花を咲かせていると、お待ちかねの「肝入りうな丼」が到着。

蓋を開けるとうなぎのジューシーさと肝のプリプリ感が伝わってくる。

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やや甘めのタレがほどよくしみて、うなぎの味もしっかり伝わるよいバランスのうなぎである。
肝は苦みが全くなく、肝が苦手な人でも食べやすいと感じる。

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そうえば『しら河』さんでは、まぶしの刻んだうなぎしか食べたことがないことに気がつく。
とても食べやすく、バランスがとれていると感じるが、ワイルド系の名古屋うなぎに慣れた人には物足りなくも感じるかもしれない。

森田さんに後で聞いたところによれば、子供でも食べ易いうなぎが『しら河』のコンセプトだそうだ。
だから、肝の苦玉も外しているのだそうだ。
「実は自分の好みと店のはほんの少しギャップがあるんですよ。」と笑っていらしたが、店の伝統を守るということはそういうご苦労もあるのかと老舗の大変さを知る。

さあ、続いて「ひつまぶしセット」の登場!
「ひつまぶしセット」は、しら河のひつまぶしにう巻き、日替わりの小鉢とお吸い物または赤出汁がつく。
名古屋の〆なので愛知県特産の八丁味噌を使った赤出汁をチョイス。

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バランスのとれた美味しさ。
『しら河』のコンセプトを活かした味なのだと改めて実感する。

『しら河』は、いくつかの活鰻問屋と取引をしており最適なものを吟味しているとのことだ。
グループ店舗で規模が大きいので出来ることなのだろう。
今日、提供されたうなぎは、一色町・兼光淡水魚のものだそうだ。

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「う巻き」
上品なお味である。さすが料亭の系列店。

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この日小鉢

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途中でカミさんと「肝入りうな丼」と「ひつまぶし」を交換した。
カミさんは、食べ易いひつまぶしだと言ってお出汁をかける前に食べ終えてしまった。
自分が『しら河』さんで初ひつまぶしを食べたときのようなので笑ってしまった。

森田さんも「そういうお客様多いんですよ。」と笑っていた。
「お出汁は?」と聞くと「飲まれるんです。」
ああ、納得!(笑)

食べているときは、ほぼ無言で食べていたが、あらかた平らげた後は、またうなぎ談義。
話は尽きないが、ふと時計を見ると夜行バスの時間が迫っていた。

森田さん、新美さんが上京した時には声をかけていただくようにお願いをして
自分も名古屋へ来た際には連絡することを約束して楽しい鰻開の宴はお開きとなった。

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今回の「名古屋鰻福ツアー」では、うなぎの美味しさの他に人の温かさをすごく感じる旅だった。
たくさんの方に良くしていただき、いくら感謝してもしきれないくらいである。

心からお礼を言って、この項を閉じたい。
本当に有難うございましたm(__)m

 

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