日本一のうなぎ ~逢坂山かねよ~

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もう随分と前のことになりますが、京都へ行ったときに大津まで足を延ばして、『逢坂山かねよ』さんでいただいた〈きんし丼〉の味が忘れられません。
読売テレビの『わけありレッドゾーン』に出演した時も関東だけでなく関西のうなぎも紹介してほしいとの要望で、真っ先に〈きんし丼〉を紹介させていただいたほどです。
今回、京都へどうしても行かなければならない用事があり、琵琶湖畔へ宿をとって久方ぶりに『逢坂山かねよ』さんにお邪魔しました。
大津市街から京都方面へ東海道(国道1号線)を進み、「逢坂の関記念公園」の角を曲がると”うなぎ注意”の道路標識が!

この標識の先、右側がレストラン

左側が本店入口になっています。

今回は本店個室に予約させていただきました。
こちらが今日のお部屋です。

掛軸には、詩人の野口雨情の書

「鰻料理は逢坂山のひびくかねよか日本一」
これがきっかけとなり、「日本一のうなぎ」が逢坂山かねよ代名詞となりました。

席に着くと〈桜茶〉が運ばれます。

〈桜茶〉は、お湯を注ぐと、桜の花びらがだんだんと開いていく様子が、「未来が開ける」「縁起をかつぐ」とされ、祝いの席で出されるようになったといわれています。
そのような〈桜茶〉で最初のおもてなしは、「お客様の未来が開けますように」の願いや「お客様との良いご縁が続きますよに」の願いが込められているのかもしれませんね。

注文は、タッチパネルでも出来るようになっています。
効率化だけではなく、個室でのお客様のくつろぎの時間を大切にする心遣いを感じました。

『逢坂山かねよ』は、湖国・滋賀のお店なので鯉料理も美味しいのです。
なので、鯉料理もお願いしました。

鯉さしみ鯉のあらいとは違った食感です。
新鮮で濃厚な鯉のうまみがストレートに感じられて、川魚好きにはたまらない品です。

鯉の旨煮

鯉を知り尽くし、手間暇かけている美味しさが伝わってきます。

う寿司関西風のうなぎの押し寿司です。

うなぎの美味しさ、しゃりの美味しさのバランスが絶妙で、いくらでも食べられちゃいます(^^ゞ
中の大葉が良いアクセントですね。

うすき一人鍋

滋賀県の郷土料理には「じゅんじゅん」といって、魚や牛肉、鶏肉などをすき焼き風に味付けした鍋料理があります。
その代表格が「うなぎのじゅんじゅん」で、すき焼きの割下よりもあっさりとした出汁でたっぷりのごぼうやねぎと煮込みます。

『逢坂山かねよ』の〈うすき〉は、白焼きしたうなぎを割下ではなく出汁で煮込み、大根おろしとかねよ特製の「まろやか塩ぽんず」でいただくのが特徴です。

鍋料理は2人前以上で注文することが多いですが、1人用の鍋が注文出来るのは嬉しいです。
こんなところにも逢坂山かねよのホスピタリティが出ています。

カリフワの白焼きがお出汁を吸って、とろける美味しさに変身します。

「まろやか塩ぽんず」は、キンシ正宗「荒武者」をベースに山口県産ゆず・すだち、和歌山県産南高梅、広島県産藻塩を使用しているそうです。
とても爽やかで美味しいです。

お家で「うすき鍋」もありますよ。
逢坂山かねよ(077-524-2222)へお問合せくださいね。

きんし丼うなぎの上に大きなだし巻き玉子が乗った『逢坂山かねよ』のフラッグショップメニューです。

だし巻き玉子の存在感が半端ないですね(笑)
ともかく、うなぎと玉子の相性は抜群なんです。

薄く広げた玉子を何層にも丁寧に丁寧に重ねて作るそうです。

うなぎ漫画『う』のラズウェル細木さんに作による「きんし丼誕生の歴史」

お椀は、定番の〈肝吸い〉の他にも何種類もあって、お椀を選ぶ楽しみがあります。
今回は、〈湯葉の赤だし〉と〈鯉の赤だし〉をチョイスしました。
こちらが〈湯葉の赤だし〉

湯葉には「日本一」の刻印がしてあります。

こちらが〈鯉の赤だし〉

鯉の身を箸上げしてみました。
思いのほか、身がたっぷり入っていて嬉しくなります。

追いダレは、温めて提供しているのです。
ちょっとしたことかもしれませんが、少しでも美味しく食べてもらうために手間を惜しまぬ姿勢が感じられます。

その温かい追いダレを使って、少し余らせたご飯にかけて
だし巻き玉子丼を作っちゃいました。
お行儀悪くてごめんなさいm(__)m
うなダレ卵かけご飯は、最高の卵かけご飯だと思う自分には、口福の丼です。

『逢坂山かねよ』さん
日本一のうなぎ!ご馳走さまでした!

久しぶりにお邪魔して感じたのは、野口雨情に「日本一」と評されたことに胡坐をかくのではなく
「日本一」の名に恥じないようにとの料理はもちろん、細かい気配りとおもてなしの心でした。

村田章太郎新社長を先頭に「日本一」のうなぎとおもてなしに更に磨きをかけてくださると思います。
感謝!

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