うな茶とも呼ばれるうなぎ茶漬けは、蒲焼にしたうなぎを白いご飯の上に乗せ、温かいお茶や出汁をかけて食べるお手軽な一品です。今はひつまぶしの食べ方のひとつとして親しまれているうなぎ茶漬けですが、一説には気の短い江戸っ子が少量の蒲焼を手早く手軽に食べる方法として、江戸時代に流行ったともいわれています。
うなぎの蒲焼を佃煮風にして、お茶をかけたときにうなぎのコクと旨味がご飯全体に広がる絶品うなぎ茶漬けのレシピをご紹介いたします。
材料(2人前)
- うなぎの蒲焼 1/2尾
- ご飯 茶碗2杯分
- 刻み海苔 適量
- お茶(出汁)適量
- 刻み小ネギ 適量
- わさび 少々
☆佃煮のタレ
- 酒 50㏄
- 水 100㏄
- 醤油 大さじ1/2
- 砂糖 大さじ1/2
- 蒲焼のタレ 10g
- 粉山椒 少々
手順
- 鍋に☆を入れ、一口大に切った蒲焼を加えて中火にかける。
- 焦げないように気をつけて、たれが1/4になるまで煮詰める。
- 蒲焼が煮えたら平皿などにとって、粗熱をとる。
- 茶碗にご飯をそよい、3のうなぎを盛り、のり、小ネギ、わさびをのせる。アツアツのお茶をかける。
コツ・ポイント
時間のある時は、煮あがったうなぎを半日ほど風通しのいい所で陰干しするとさらに旨味が増します。
佃煮のタレで使う蒲焼のタレは、付属の蒲焼のタレを有効利用しましょう。
うなぎ茶漬けに合うお茶は煎茶、ほうじ茶、玄米茶だと思います。
- 煎茶は、爽やかな香りとほのかな苦味が特徴で、うなぎのタレとバランスよく調和します。ちなみに煎茶は塩ふって焼いた白焼との相性は抜群です。
- ほうじ茶は、焙煎の香ばしさがうなぎの風味をさらに引き立て、深みのある味わいを楽しめます。私はほうじ茶が好きなので、石川県の加賀棒茶を使いました。
- 玄米茶は、香ばしいさと軽い苦味が特徴で、風味豊かなでさっぱりとしたうなぎ茶漬けを作れます。
- もちろん、お出汁をかけても美味しく召し上がれます。