王子 登喜川

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王子駅北口改札を出て、東口ロータリー右手の明治通りを北へ進みます。信号を2つ越えて、ファミリーマートの手前を右へ曲がります。城北信金が右手に見えてきたら左手を注意しているとうなぎ蒲焼のノボリが見えます。そこが登喜川です。

玄関には、白地に黒で真ん中に「鰻」と染められた暖簾がキリリとしています。玄関の左には、食品サンプルがディスプレーされていて、昔ながらの街で愛されているうなぎ屋さんの雰囲気がします。

入口すぐのテーブル席に腰を下ろして、メニューを拝見します。

鰻重は、中が1700円、上が2100円、特上が2700円ととてもリーズナブルな価格設定です。

メニューの左に目を移すと鰻定食が松、竹、梅とあります。松定食には、鰻重・上にさしみ、肝焼き、肝吸い、上新香、フルーツがついて3900円ひです。わぉ!これにしましょう!

ビールの中瓶もお願いして、到着を待ちます。ビールはサッポロ黒ラベル。お通しには、枝豆です。

はじめにおさしみがやってきました。大トロ、ハマチ、イカの3点盛りです。

15分ほど待って、鰻重、肝焼き、肝吸い、上新香、フルーツがお盆に一緒に乗って登場しました。

まず、肝焼きからいただきます。肝がたくさん刺さっていて2本付けなので肝は別に仕入れていることが予想されますが、エゴサのない美味しい肝焼きでした。

ビールを飲み終わったので、鰻重にとりかかります。お重の中にはちゃんと1尾入っております。この鰻重が単品で税別とはいえ、2100円とは鰻の価格高騰のご時世にあってとてもお安いのではないか?と思います。

味の方は、さっぱりとした上品なタレをまとっています。私の感覚では、冷めても美味しい鰻に分類されます。これも街で愛されているうなぎ屋さんの印象を強くする要素です。

肝吸いは、ちゃんと出汁をとって塩分控えめな感じです。肝に三つ葉を散らしただけなのも潔いです。

このところセットのフルーツで目にかかるのは、イチゴやオレンジが多いですが、メロンです。おごっていますね^_^

昭和36年創業。半世紀以上、地元の皆さんに愛されていることが伝わってきました。味も雰囲気もお値段も昭和の香りを残している良いお店だと感じました。

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