稲毛屋

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千駄木の稲毛屋は東京では関西風の蒸さない鰻が食べられる貴重なお店です。

最近、地焼き美味しさに目覚めて、地焼きにはまっています(^^ゞ

そんなわけで稲毛屋にも何度か足を運びましたが、いつも入口には「本日は予約で満席です」の貼り紙があり涙をのんでいました。電話も何度かしましたが留守番電話で満席のお知らせです。

お店のブログを見ると夜の部は満席とあります。それならと仕事が早く終わったので昼の部に突撃を決行!

西日暮里の駅を降りるとこの日は諏方神社の祭礼ですごい人、人、人。祭りの参加者や見物の人の間をすり抜けて13時前に到着すると高齢のお母様を連れた自分と同じような年恰好の男性が売り切れ仕舞いを告げられていました。私はせっかく来たのだから予約だけでもさせてもらえないかと店内へ。
するとラッキーなことに1人でカウンター席でよければと夜の部に入れてもらえることになりました\(^o^)/その時に料理の予約は必要か?を聞くと鰻の串は残り少なく取り置きをしてくれるというので売り切れのレバ以外のきも、小骨、ヒレをお願いして17時に出直すことに。

17時10分前に店に着くと店主自ら出迎えてくれ「○○様ですね。何度もすみませんでした。」とカウンター席へ案内してくれました。自分が席に着くとぞくぞくと予約のお客さんが席を埋めていきます。

稲毛屋は鰻と地酒の店というだけあり、カウンターの上には地酒の瓶が並んでいます。この日のおすすめの地酒は「羽根屋祭り」と銘打って一般には入手困難な富山・富美菊酒造の羽根屋が3種類飲めるというのでまず純米吟醸・プリズムをお願いします。うなぎ大好きは弱いけどポンシュ好きでもあるのです(^^ゞ

鰻の酒肴のうち、きもわさ、レバわさ、小骨の佃煮は売り切れなのでにこごりとミニ白焼きを関西風で頼みます。

羽根屋の一升瓶からおねえさんがグラスに注いでくれます。写真撮影の許可を頼むと気持ちよく快諾してくれました。おねえさんはRさんという中国・福建省の方で来日6年だそうです。とても気が利き、最後まで気持ちよくサービスしてくれました。

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お通しには昆布の佃煮。細切りにしてあって食べやすく、味がよく染みています。

程なく、にこごりが到着。滑らかな舌触りで鰻の味が染みていて美味!

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酒が進みます。けっきょく羽根屋の純米吟醸・煌火に純米吟醸・にごり酒も頼んじゃいました。

ミニ白焼きの地焼きは香ばしさが抜群!身はホクホク。皮はパリパリ。山葵醤油が定番ですが、自分は山椒塩で頂きます。関東風のとろけるような舌触りとは違った美味しさ。

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地酒には、鰻の旨味が強い蒸さない関西風の白焼きが合うと自分は感じます。

冷めないうちにと言われましたが、冷める間もなくお腹の中です(笑)

鰻の串が登場です!

小骨焼きは塩で、きも焼きとバラ焼きはタレで

小骨焼きは獣肉でいうとカルビにあたるのでしょうか?歯ごたえのある中に旨味が凝縮されています。きも焼きは贅沢に巻かれています。変な臭いはもちろんなくほろ苦さが酒に合う。バラ焼きはもっちりむちっという食感。これまた美味し!

さあ、〆は関西風うな丼の上です。

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皮目はパリパリとしているのに身はふっくらしています。先ほどいただいた白焼きよりも焼きは浅めの印象。ご飯に合わせるための調節しているのかと思います。タレ自体が名古屋や関西よりも甘さが控えられているので丁度良い感じがします。

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ご飯も固めに炊かれて、タレとの絡みがよい塩梅。肝吸いは少し酸味が利いた良いお出汁。漬物も自家製の糠漬けのようで控えめの塩加減が鰻にマッチします。あ~美味しかった!

帰り際に店主の當間さんと少しお話し。鰻を焼いているときは正に火との格闘家を思わせますが、話すととても柔和な方です。

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先週発売された「酒場の教科書」に取り上げられたそうです。自分も帰りに買いましたが、4ページにわたって稲毛屋さんの記事が載っています。うなぎ好きの勉強になります。

行って、予約の取れにくい理由がよくわかりました。ちなみにランチタイムの前後なら予約の電話に出られる可能性があるそうです。

また、再訪したいお店が増えてしまった(^^ゞ

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