自分の休みは水曜日。築地市場も水曜日が休市日が多く、なかなか行く機会がなかった。幸い今日は市場が開いているので早起きをして久しぶりに築地市場へ出掛けた。
この間、市場の関係者と話していたら見学や人気の寿司屋の行列はほとんど外国人、それも中国人が大半を占めているという。築地市場駅から場内へ入る道では確かに中国語が飛び交っていた。
せっかく早起きをしたのだら7:30までの鰻モーニングを食べに「福せん」へ行くことにする。
「福せん」のある魚がし横丁6号館は人気店の寿司大、大和寿司があるのですごい人だ。ここでも行列の主役は外国人。行列を尻目に福せんの暖簾をくぐる。
先客は親子連れが1組。自分はかねてから決めていた通り「うな丼、とろろで」と注文する。福せんのモーニングサービスは、6時の開店から7時半までの限定でうな丼、うな茶、鰻まぶし、焼き鳥丼から1つ選んで納豆、とろろを選べる。焼き鳥丼は1000円、他は1200円である。
市場の朝は忙しい。だからわずか3分ほどで目の前に鰻モーニングが並ぶ。焼き置きしてあるものを焼いて出すわけだが、開店直後とあって香ばしく柔らかい。鰻を半分食べたところでとろろをかけて、鰻とろ丼にする。朝から精がつきそうだ。
いかにも市場関係者という常連さんが来て「並、赤だしで」と。うな重・並は蒲焼2枚付けで2600円。松は3枚付けで3400円。肝吸いか赤だしを選べる。
モーニングにつくお椀も赤だしある。豆腐と三つ葉のシンプルで鰻に合うと思う。
目の前に貼ってあるメニューにきも焼き200円とあるので追加する。朝早いのできも焼きは注文から焼くようで10分ほどかかった。200円とは思えないボリュームだ。ほろ苦くワイルドなきも焼きだった。
場内の卸問屋の中には市場の豊洲への移転で店をたたむところもあると聞く。帰りに少し話をすると福せんをはじめ飲食店は全て豊洲へ移るということだった。
築地で歴史を重ねた店内を記念として写真を撮らせてもらい店を後にした。