数日前に、野田岩の金本兼次郎さんがNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で取り上げているの見ました。
そのあとから野田岩の鰻が無性に食べい衝動に駆られてしまい、今日は東京国際フォーラムでライブを見る予定があったので野田岩行きを決行しました。
本店は、土用の丑の日近くということも手伝って、とても混んでいるでしょう。ですから、ライブ会場近くの銀座店へ行ったのです。
野田岩 銀座店の入っている塚本素山ビルの地下には、ミシュラン3つ星の寿司店「すきやばし次郎」ややはり焼鳥店として初めてミシュランの星を獲得した「バードランド」も入っています。それらの超有名店の前を通り過ぎて、いざ野田岩へ。
夜の開店時間が始まったばかりのためか、店内は先客が1組のみと空いていました。もっともご予約席の札が置いてあるテーブルが多いのでこれから混んでくるのかもしれません。
食欲旺盛な頃なら鰻重に志ら丼を頼んでいたでしょう。少なめのご飯とはいえ、少し多いので、野田岩の味が手軽に楽しめるお通し・志ら焼・鰻重(肝吸、香の物、箸休め付)がセットになった「鰻三楽コース」をお願いして、暑さで渇いた喉をビールで潤しながら鰻を待ちます。
鰻の煮こごりは、見た目にも綺麗ですし、ゼラチンがプチっとはじけた後に鰻の旨みがやってくるところがたまりません。
以前、下北沢店ではお代わりをしてしまいました(^^ゞ
そして、志ら焼がやってまいりました。
天然物の鰻が少なくなっても野田岩では志ら焼だけは、天然物を使っている以前は言われていましたが、さすがに今は違うのではないでしょうか?
そうは言っても丁寧に育てられた鰻を使っていることは確かな気がします。
滋味溢れるとでも言うのでしょうか?噛むと芳醇な香りが口の中に広がります。
鰻は、 「串打ち三年、割き八年、焼き一生」と言われますが、名店と言われる鰻料理店はその焼き方はそれぞれ特徴があるように感じます。
野田岩の蒲焼は見た目も美しく焼き上げられていて、口に入れると身がホロホロとこぼれるように溶けていきます。