小淵沢 井筒屋

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秋分の日は、夕方から山梨県甲府で予定が入った。
早めに出て山梨で鰻を食べなくては!と計画を立てる。信州出身のカミさんが少し足を延ばして八ヶ岳が見たいという。
八ヶ岳が見える小淵沢には「うなぎ大好き」開設当初から素敵なホームページを公開している『井筒屋』がある。

改めて『井筒屋』のホームページを見ると、1ヶ月前から予約が可能とあるので、早速電話をして予約をする。

井筒屋の予約システムは、土・日・祝日やトップシーズンは、開店時間に入店可能な人に限り、店内座席半分15名前後の予約を受け付けている。予約がない場合は、開店時間に並んだ順に名簿に名前を書いて順次入店する。つまり、並んだ15名前後の人は1巡目に入店出来、それ以降の人は2巡目以降になり、さらに30分以上待つことになる。

幸い予約の出来た自分とカミさんは、4組目ぐらいに呼ばれた。
店内は、昭和へタイムスリップした雰囲気で統一されている。年配の方には懐かしく、若い方にはレトロモダンに感じることだろう。

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2014年2月より北欧のアンティーク家具を揃え、テーブル・椅子席にリニューアルしたそうだ。年配の方には脚、特に膝に痛みのある方が多いための配慮だろう。

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自分たちは、中庭の見えるカウンター席へ誘われる。素敵な庭を見ながら食事を摂るのは料理の味を一層引き立てる効果があるだろう。

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料理は、井筒屋の味がほぼ楽しめると友人に勧められた「う会席」と井筒屋オリジナルの「かめ塩のうなぎ」を注文した。

まず、「う会席」の骨せんべい。

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続いて、きも煮。熱々のきも煮に添えられた実山椒が良いアクセントになる。美味!

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うざく。酢の加減が優しい。

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白焼き。しっかり蒸されていて、とても柔らか。

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「かめ塩のうなぎ」が登場。
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木製のレモン絞り器のレモンを絞っていただく。
岩塩に香りの良い山椒、レモン、味のコントラスト。
かめで蒸されたためか通常の白焼きよりも柔らかい。

鰻ももちろんだが、自分が美味しく感じたのは鰻の下のご飯。
井筒屋のホームぺージによれば、米は北杜市武川町の武川米を使用しているという。
市内にサントリー白州蒸留所があることでもわかるとおり北杜市は名水の産地だ。その名水で育てられた米も江戸時代は将軍家の献上米だったと伝えられている。
その美味い米を鰻に合うように固めに炊かれ、鰻、山椒塩、レモンの風味が染みているのだ。

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「う会席」の一のう上

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美しい蒲焼きである。

一口食べる。見た目よりも甘く濃い目のタレである。この濃さのタレでこの美しい仕上がりは焦げないように注意深く焼いていることが想像できる。とろけるまではいかないが柔らかな口当たり。しっかり蒸して、焼きは浅めの印象だ。

「う会席」のデザートには、ほうじ茶ゼリー。
しっかりとした食感のゼリーだ。噛むとほうじ茶の香りが口の中に広がる。

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料理は雰囲気、視覚も重要だと感じる店だ。
非日常の中で鰻を味わいたい、客が遠方から訪れる理由だろう。

 

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