午前中に東京ビッグサイトへ行く用事があり、帰りはゆりかもめで新橋へ出る。
朝飯を食べていないので、お腹がペコペコだ。
新橋駅前ビルの地下にうなぎ屋が2軒あったのを思い出す。
『市松』と『かねてつ』である。ランチタイムとあってどちらもビジネスマンで混んでいる。
空腹と相談して、回転の早そうな『かねてつ』へ入る。
店内はカウンター8席のみ。
メニューは、尻尾側で半尾よりも少し大きめの鰻がのった「うな丼…1,300円」
うな丼の1.5倍の鰻がのっている「大鰻丼…1,700円」
1尾分の鰻がのった「ダブルうな丼…2,300円」
頭側の半尾より少し小さめの鰻と玉子焼きがのった「ランチうな丼…1,000円」
ほとんどのお客さんが「ランチうな丼」注文している。
玉子焼きも食べたいと思ってしまったので「ランチうな丼」を注文。
「玉子1つ。」と調理場へ注文を伝える。
「ランチうな丼」は玉子の符丁で呼ばれているらしい。
壁の黒板には「きも焼…200円 ひれ焼…150円」と書かれている。
うな串も大好物なので食べたいが、入れ替わり立ち代わりお客が来る状態での注文は憚られるような気がしたのでこの日は我慢。
頼んですぐにお茶とキャベツの漬物が目の前に置かれる。
5分と経たないうちに「ランチうな丼」到着。
忙しいビジネスマン相手だけに流石に早い!
さらっとして粘度は少ない濃い味のタレである。少し尖った印象はあるが、少ない鰻の量で鰻足感を得られる工夫なのかと思う。
寸前まで仕込みをして、注文を受けてさらに炙るようで外はパリッと焼かれている。
玉子焼きの優しい甘さとのコントラストが良い。
『かねてつ』は駅直結のビルの地下で手軽に安く鰻を食せる店なのであった。