『鳥かど家』でもランチサービスの「うな丼」が税込・1,600円だという。やはり行く価値はあるだろう。
新橋駅烏森口から赤レンガ通りへ入り、マッカーサー道路を渡ると『鳥かど家』の看板が見える。
『鳥かど家』は、1912年(大正元年)創業の鰻料理と鶏料理の老舗。現在は3代目の店主が味を守っているということだ。
店内は通路を挟んで右側に4人掛けのテーブル、左側に2人掛けのテーブルが配置されている。
入口右手に大きな水槽、中ほどにも水槽が置いてあり、店内の装飾はカジュアルな雰囲気を醸し出している。
老舗といっても気取ったところがなく、入りやすい店である。
注文は、目当てのランチサービスの「うな丼」を頼む。
20分弱で「うな丼」が到着。
丼の蓋がないのでお品書きで覆って鰻様の登場シーンを #うなパカ 動画で演出。
大振りの鰻様が3/4尾鎮座ましましている。
肉厚でプリプリした食感が印象的だ。
タレは醤油と甘さのバランスがよく、スッキリしている。
店内には「本日の鰻は鹿児島産です」と書いてあった。
鰻は単に産地だけでは語れないところがあるのだ。
通常の「うな重」には新仔を「うな丼」にはヒネをと使い分けている可能性もあるし、店主が肉厚の鰻を意識して仕入れている可能性もある。
店の「ヒトサラ」の写真を見た限りでは、後者の可能性が高いかもしれない。
どちらにも良さがあり、こればかりは作り手、食べる側の好みの問題になる。
少なくとも今回のランチサービス「うな丼」は浅蒸しでほどよい噛み応えのある鰻様がご所望の方には合っていると思う。