長野・下諏訪で法事があった。
休日の夕方、岡谷インターから中央道の上りに乗ると必ずといってよいほど大月、小仏トンネル、高井戸付近などで渋滞に巻き込まれる。
ならば、途中でゆっくり晩ご飯を食べていった方が賢明なのだ。
今回は、中央道・甲府昭和インターから車で5分ほどのところにある昭和46年創業の『うなぎの竜由』さんへお邪魔してきた。
中央道・諏訪湖サービスエリアで買い物をしあたと、お店に電話をするととても感じの良い女性が出てくれて気分よく車を走らせる。
ナビの到着予定時刻伝えていたが、それよりもだいぶ早く到着したが、気持ちよく迎え入れてくれた。
用意しておいてくれたテーブル席に腰をおろす。
店内へ入ると右側にカウンター席。
左側にテーブル席があり、奥は座敷になっている。
ホームページのメニューに関西風地焼きも載っていたので地焼きと蒸しの入った関東風の食べ比べをしようと思っていた。
しかし、テーブルの上に「復活‼ 幻のうな丼 いかだ重 いかだ丼」があるではないか!
「希少なうなぎの腹部分をいかだ状に串打ちしてあります。」という但し書きに惹かれてしまう。
通常の関東風うな重から「いかだ重」に変更して「関西風地焼き うな重」をお願いする。
「いかだ重」は「みそ汁」付きで+100円で「きも吸」に変更できるそうだが、あえて「みそ汁」にした。
鰻の焼き上がりの間に「きもわさ」も頼む。
丁寧に下処理された鰻の肝におろし立ての山葵を添えていただけば、いくらでも食べられてしまう(^^ゞ
さあ「関西風地焼きうな重」の登場!
タレはマイルドであっさりと上品な印象。
そのタレによって、地焼き特有の香ばしさとうなぎの脂のジュワーとした旨味が引き立つ。
小さくカットして乗せてあるのは、名古屋鰻風だ。
焼きは、名古屋のうなぎのように皮パリまでは強くなく、身はふっくらしている。
関東風に慣れた人でも受け入れられる地焼きと感じた。
続いて「いかだ重」登場!
うなぎの腹部分は脂ののりが良い。コラーゲンもたっぷり感じられて、柔らかだ。
串に巻いて焼けば、倶利伽羅串になりそうな腹部分の細切りのうなぎを何本も串打ちして焼き上げてある。
さっぱりしたタレでうなぎの脂がうまいっ!
テーブル席と座敷の間にレジカウンターがあり、支払いに行って後を向くと「天然うなぎ遊泳中」とポップを貼った水槽がある。
覗くと天然のうなちゃんがいましたよ♪
「きも吸」に「季節の一品」の煮物にしても調味料の使用は最小限に留め、素材の味が感じられる味付けにしてあるように感じた。
うなぎ以外にもイワシの約13倍のカルシウムあるという富士川もろこを使った「もろこどんぶり」などのメニューもあり、地元の食材にもこだわりがあるようだ。