平井 うなぎ魚政 ~心地良く鰻を食べる~

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先日、老舗鰻店『つきじ宮川本廛』にお勤めの西村淳司さんとfacebookで友達になった。
休みが合う日に一緒に鰻を食べながら鰻談義をしましょうという話になり、それが早速実現の運びになった。

西村さんにお店の選定をお願いすると、JR総武線・平井駅近くの『うなぎ魚政』を予約してくださった。

平井駅南口を出て賑やかな道を進み、最初の信号を右へ曲がり、西村記念病院、川島産婦人科の前を通り過ぎると魚政の看板が見える。

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入口右手には、鹿威しが設えてあり、花が活けてある。

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店内からもガラス越しに見える設計になっており、風情を醸し出している。

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一枚板のテーブルなど拘りの詰まった店は押し付けがましさがなく、安らぐ空間を演出している。
テーブル席は2人掛け2卓・4人掛け2卓で奥には座敷が2部屋ある。
この日は、いずれも「予約席」プレートが置かれており、全て満席のようだった。
予約を入れておいてくれた西村さんに感謝である。

まず、ビールで西村さんと乾杯。

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お通しは「高野豆腐の煮物」
ひと手間かけてあり、深みを増している。

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おすすめは、手書きのメニューに書かれており、魚料理など和食のおつまみが充実している。
その中から西村さんが選んだのは珍しい「ニシンのなめろう」

鮮度の落ちやすい魚であるニシンを生食で出せるのは確かな仕入れルートがある証だろう。
脂ののりがよく、旨味が詰まっている感じでなめろうにすることで臭みも全くない。
うまいっ!

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もう一品は「自然薯とアゲの煮物」
優しい味の煮物に仕上がっている。
自然薯のねっとり感とホクホク感を両方味わえる炊き方で美味!

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地酒メニューの中から愛媛の「賀儀屋 無濾過 純米 」にチェンジ。
美味い和食にはやはり日本酒が合う。

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「出し巻玉子」を食べていると西村さんは以前、有名グルメ雑誌のう巻きコンテストで70名ほどの参加者のうち1位になったという話をしてくれた。さらっと言うので自慢話に聞こえずに粋な方である。

西村さんは、「経営者交流会」を立ち上げたそうである。
西村さん曰く
「経営者の方々は同じ様な志を持ちそして同じ様な不安を持っている。志や不安を共有し、互いに共栄して次世代に繋げたい。」
老舗料理店の職人歴17年のベテランである一方で、ご実家が会社を経営しているからこその発想だと思う。

先月開かれた会には、都内はもとより静岡、石川から参加する方もいらっしゃり盛会だったそうだ。

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食べて、呑んで、話は尽きない。

最初に頼んでおいた「白焼・特上」が到着。
白焼と日本酒のマリアージュ!うなぎ好きにはたまらない!

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〆は「うな重・上」をいただく
蓋を開けるシーンはシーンはうなパカ動画で
肝吸いの蓋を開けるのは西村さんが手伝ってくれた共同作業^^

やや甘めでさらっとしたタレは鰻ともご飯と相性が良いと感じた。
硬めに炊かれたご飯のはらりとした感じも自分の好み。

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備長炭の香ばしさは鰻の味を一層引き立てるのだ。
西村さんは丼に入れてもらう。

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デザートをいただいて、ご馳走様でした!

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手の空いた当代・店主の鈴木紀之さんが席まで来てくれて、3人で鰻談義をさせていただいた。
60年以上続く老舗を味を継承しつつ、当代になって店舗や料理をさらに進化させ話に西村さんも自分も興味津々!とても有意義なお話を聞かせていただいた。

ちなみに四ツ木の『うなぎ魚政』は先代の弟さんのお店ということだ。

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たくさん話をして、改めて感じたのは愛情が大切なんだと…!
食材に対して、お客さんに対して、店に対して、家族に対して
愛情を持って接すること。

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新しい出会い良き出会いは、自分への最高の贈り物なのかもしれない。

 

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