川治温泉の帰りもうなぎ屋さん(笑)
東武下今市駅を出て右へ進み、突き当りを左に曲がり、二宮尊徳を祀る二宮神社の脇を進むと日光街道に出る。
日光街道を右へ曲がり、「道の駅「日光」 日光街道ニコニコ本陣」を前を通り、最初の信号を左は曲がるとすぐ右手に『魚登久』がある。
暖簾をくぐり、店内へ入ると待合処でうな様の額がお出迎え。
11:30に席の予約をしておいたので、下足箱に履物を入れて、入口右側のテーブル席へ案内される。
他にカウンター席、2階には座敷と別館「うなぎのねどこ」もあるようだ。
席に着くと名入りのおしぼりとお茶が運ばれる。
ホテルで朝食をとって3時間ほどしか経っていないので「うな重」「白焼(地焼)」「肝焼」を頼んでカミさんとシェアすることにした。
電車なのでビールも忘れずにね(^_-)
ビールとともにサラダ、お新香、マグロの漬けが運ばれる。
マグロの漬けは2つ来たのでお通し?
サラダとお新香は他の料理につくものをアテにするように先に持ってきてくれたのか?
何も言わずに置いて行かれたので、ちょっと説明がほしかったかも…
10分弱で「肝焼」到着。
綺麗にした処理がされていて、苦みが全くと言っていいほどない。
肝焼を食べ終わらないうちに「うな重」が到着?
地焼の白焼よりも早いんかい?(笑)
お重の蓋の下には、和紙がかかっている。
今は無き麹町『丹波屋』や葛飾青砥の『いずみ』も和紙をかけての提供だ。
焼き立ての蒲焼の蒸気を吸収して、ほどよく蒸らす効果があると聞いた。
お隣の席に運ばれた「うな丼」には丼の蓋もなかったのは何故だろう?
スッキリしたタレは鰻の旨味を感じさせる。
蒸しが効いたふわとろのうな様である。
尾の方だけが焦げ目が強くなってしまったのは、残念至極。
地焼の白焼が到着。
本山葵の他に塩麹がついてきたのは新鮮!
本山葵と塩麹で食べ比べてみる。
自分は旨味のきている白焼は塩でいただくことが多いので、塩麹に軍配!
さらに言わせてもらえば、山葵のおろし方は粗目よりもきめ細やかにおろした方が好み。
甘味の後に辛みが来ることで鰻の味が引き立つと感じるからだ。
デザートの抹茶アイスとほうじ茶をいただいてひと通り。
湯飲みも『魚登久』の名前入り。
この意匠の統一感がお料理や接客にさらに活かせれば…
珍しくやや辛口なのは、昨晩泊まった『星野リゾート 界 川治』のホスピタリティに接してしまったからかもしれない。
日光の玄関口で創業100年を越える老舗は、まだまだ伸びしろがあると感じた。