『又兵衛 船形店』は、印旛沼のほとりで、昔ながらの製法で「佃煮・甘露煮」を製造販売している『有限会社 又兵衛』の経営するお食事処。
場所は、宗吾霊堂前から甚兵衛大橋続く宗吾街道の中ほどである。
宗吾街道は、別名:宗吾うなぎ街道とも呼ばれていて、成田山参道と並んでうなぎの街・成田の一角をなす地域である。
宗吾霊堂側から『名鳥』『錦谷』『い志ばし』『かどかわ』『又兵衛 船形店』『水産センター』『甚兵衛茶屋』とわずか2kmの道のりに7店ものうなぎ専門店がある。
水路に架けられた橋を渡って店内へ。
席は入口側にテーブル席
奥が座敷。
座敷との境の鴨居には「佳香滋味」の書が架かっている。
佳香滋味
香りよく味ますます深く
栄養のある食べ物それが鰻
席に着くとお茶とおしぼりを持って来てくる。
「鯉のあら汁、まだあるかしら?」と言って、中を確認して
「まだ、あるから、是非どうぞ。」と勧めてくれる。
まず、注文を決めましょう。
うな重は「蒸」と「直焼き」が選べるようです。
成田の伝統的な作り方は、白入れした鰻を湯通しするいわゆる五右衛門と呼ばれる製法です。
確認したところ、こちらは蒸し器で蒸すということなので「うな重・蒸」と他店ではあまり見かけない「肝・塩」を注文。
「こだわりの鯉のあら汁」
成田産の米と大豆を使用した自家製味噌に鯉の旨味が良く出ている。美味いっ!
まず、サービスの「ヒレの唐揚げ」
続いて「肝・塩」登場!
ガーリックバターのような味付けで、これは美味いっ!
酒のアテにもってこいだ! 車で来てしまったのが残念(‘_’)
お待ちかねの「うな重」が到着!
一見濃厚そうなタレに見えるが、意外とスッキリ。
その秘密は、2種類のタレを使用しているのが理由のようだ。
付けタレ(うなぎをつけて焼くタレ)
砂糖は使用しておりません
醤油・味醂・はちみつ・酒・讃岐三盆糖です
かけタレ(御飯にかかる)
醤油・味醂・砂糖です
2種類のハーモニーをお楽しみください
(メニューより)
付け合わせは、お新香の他に「雑魚煮」「肝・タレ」
「鰻のカブト煮」の豪華版!
今日の味噌汁はもずくがに、川の滋味がいっぱいなのだ!
鰻や川魚のお土産も豊富にある。
老舗川魚店でコスパ抜群のご馳走うな重に大鰻足!
宗吾うなぎ街道は、美味しい鰻店の密集地帯(≧▽≦)