高嶋家 ~愛新覚羅溥傑が好んだ鰻店で舌鼓~

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日本橋小舟町の高嶋家のホームページには「ラストエンペラー愛新覚羅溥儀の弟溥傑も好んだ当店自慢の鰻。」との記載がある。

愛新覚羅溥傑

愛新覚羅溥傑(あいしんかくら ふけつ 1907年4月16日 – 1994年2月28日)は、清朝最後の皇帝で、のちに満洲国皇帝に即位した愛新覚羅溥儀の実弟。清朝における地位は醇親王継嗣、満洲国軍人としての階級は陸軍中校。中華人民共和国では全国人民代表大会常務委員会委員、全国人民代表大会民族委員会副主任。立命館大学名誉法学博士。
(Wikipediaより引用)

書家でもあった愛新覚羅溥傑の書が掲額されている部屋で食事をする機会に恵まれた。

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季節を重ねて、
再び江戸で偶然に客となる機会を得た。
すでに何度もご馳走になり、
その味わいは熟知している。
常々、心に抱いてた夢が、
ここについに実現された。
畳の上の座布団に座し、
鰻に舌鼓を打ち、陶酔する。

高嶋家ご主人さまへ
1976年 愛新覚羅 溥傑

(日本語訳 高嶋家資料より)

この日は、鰻前を何品かいただき、共水うなぎを使用した「鰻重箱 菊」で〆る趣向。

座敷個室は、老舗らしい和の空間。

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しかもテーブル、椅子でいただけるのは嬉しい配慮である。

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2階個室は、1階テーブル席とは箸袋も変えてあり、大切な方との会食の演出がここから始まる。

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うなぎの肝をふんだんに使っており、上品に仕上げてる「きも焼」
添えられた実山椒の佃煮が箸休めにちょうど良い。

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「鰻白焼 竹」
この日は、西三河産の3Pサイズの半身。
太物の鰻を江戸前の技法でふんわり仕上げてある。

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すだちに本山葵が用意されており、その場で山葵をおろしていただく。

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「うざく」
キリッとしたタレを纏った蒲焼に酢の塩梅が丁度良く馴染んでいる。

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共水うなぎを1.5尾使用した「鰻重箱 菊」
共水うなぎは、鰻にストレスを与えないように天然に近い四季を作り出して養殖された日本初のブランド鰻。
高嶋家140年の甘さ控えめのキリッとしたタレに共水うなぎの甘い香りと味が良くマッチしている。

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お椀は「肝吸い」と「赤だし」、「肝入り赤だし」から選ぶことが出来る。
今回は「肝入り赤だし」をチョイス。

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食事が終わり、5代目が見送ってくださったところを記念にパチリ。

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店内、お料理は、老舗の格式を感じるが、5代目はじめお店の皆さんは親しみやすい接客をしてくれるのが嬉しい。

2名から個室も使用できるので、老舗の味を大切な方との贅沢なひとときを楽しんでみては如何だろうか?

 

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