料理評論家と一味も二味も違うレストランガイドブックを著しているY.T氏がネットや夕刊紙の連載の中で推薦していたお店。ランチタイムにうな重を頂いて来ました。調理場を囲むようなL字型のカウンターのみで、8名も座れば満席でしょう。ご主人が調理している様子がよくわかり、噂どおり裂きたてのうなぎを頂けるようです。上火式の業務用グリルに自分のうなぎと目されるうなぎが入った。10分ほど火に近い場所で焼き、2,3分少し火から離して焼いていた。それから蒸し器の中へ。蒸し時間は短く5分ほど。タレをつけ、再びグリルの中へ。タレをつけること3度、3分ほどで出来上がり。
写真のように横長のお重にお新香、う巻きとともにうな重が入っています。このお重、入っている物の重さのバランスが悪いので持ちにくいのが欠点。
出すときの決まり文句なのでしょうか?「うなぎ本来の味を味わって頂きたいので、山椒はかけないで召し上がってください」と言われました。しかし、山椒は置いていないのですから、マイ山椒を持ってこない限り、山椒はかけられません。ですから言うのであれば客に聞かれたときだけ「うなぎ本来の味を味わって頂きたいので、山椒は置いてません」と答えた方が粋だと思うのは私だけでしょうか?!
うなぎ自体は、泥臭さなどはなく、山椒をかけずにいただけるレヴェルですが、期待が高かった分、出来立てで熱々という以外はがっかりでした。お新香は塩味がきつかったです。このお新香のレヴェルを上げて、冷たくなったう巻きをつけない方が、鰻重としての完成度は上がると思うのですが・・・。
ランチタイムは、予約制でうな重のみ。夜は、おまかせコースか、うな重のみだそうです。