信州・諏訪湖のほとり下諏訪町の「うなぎ小林」 に行って来ました。昼の営業開始直後に入店したため待たずに座れましたが、引っ切り無しにお客さんが訪れ、行列が出来ていました。また、完成度の高いホームページを公開しているためか駐車場には夏休みということもあり、他府県車がかなりの割合を占めていました。どうも夏は混み合うらしく、メニューも夏期メニューとなっており、品数が少ないようです。うなぎ会席は、通常メニューに戻る9月からだそうです。
和風のレトロ調で統一された店内には、和紙に「四万十川の天然鰻あります。3,000円~」 の貼り紙がありましたが、特重を注文しました。上の写真ですとよくわかりませんが、ご飯の中にも1切れ鰻が隠れています。早い話、中入重の上の鰻が別のお重に入っているのです。
身はわりとしっかりしていて皮がパリッと仕上がっているので蒸していないのかと感じましたが、お店の人に聞くと蒸してはいるそうです。1切れが小さめです。1匹の鰻を3~4切れに分けているくらいの大きさは、江戸前風のような柔らかさではないので食べやすさを考えてのことだ、と思います。タレは甘め、濃い目に感じました。
大きさ、歯応え、タレの濃さの3つの調和の妙を感じました。
「北の国から」の蛍ちゃん役で有名な女優・中島朋子さんが 「うなぎ百撰」2004夏号のインタビューによると、月に1度は食べに行くほどご贔屓にしているそうです。