川越・うなぎ三昧の旅、2軒目も江戸後期の天保3(1833)年創業の老舗・いちのやです。
以前、いちのや神泉店には行きましたが、本店は初訪問です。
お店は、蔵が建ち並ぶ大正浪漫通りから成田山川越別院へ向かう途中の松江町交差点の角にあります。
11:45頃に入店すると、入口付近のテーブル席はほぼ満席で人気店であることがわかります。通りに面した窓際のテーブルがひとつだけ空いており、案内されました。
特製うな重(菊)をお願いしました。
10分ほどでうな重が到着しました。キャパの大きなお店でお客さんも多いので、あまり待たせないように下準備をしているのでしょう。
蓋を開けるとこちらも炭火焼きの香りがして美味しそうです。
やや甘めのタレを纏って、外はパリッと焼かれています。神泉店で頂いた時は、もっとふわふわとろとろの印象がありましたが、何せ9年も前の記憶なのであてになりません。とにかく今回は、オーソドックスな関東風炭火焼きだと思いました。
今回、印象に残ったのは、肝吸いです。出汁の旨みが複雑に感じました。出汁の引き方に特色があるのでしょうか?
オリジナリティーを出しつつ、数多くのお客さんに喜ばれるように工夫を凝らすのも200年近くお店が続く理由なのかもしれないと思いました。