八代将軍吉宗の時代、つまり享保年間に秋田佐竹の流れをくむ佐竹十郎兵衛が、美濃の国(現在の岐阜県)大垣から京へ移り、三条大橋のたもと(現在の縄手通り)の一角に腰掛茶屋を開いたのが「美濃吉」の始まりだそうです。その京都の老舗料亭の千葉県唯一の店舗が「そごう柏店」 の12階飲食店街にあります。
懐石、京料理がメインですが、鰻料理も主力料理のようです。特に「うなぎ姿ずし」(2500円)は、美濃吉のいちおしのお土産だそうです。
注文は、そのうなぎ姿ずし5貫に季節の一品、小鉢、吸物が付いて1890円とオーソドックスなうな重をお願いしました。
うなぎ姿ずしは、空弁で人気になった焼鯖寿司のような押寿司で、ねたの鰻はさっぱりした鰻の大和煮に、山椒の実のつくだにがトッピングされています。寿司飯にあうようにだいぶ工夫がされたいるようです。
うな重は、京懐石のお店だけあって京都風の蒲焼だそうです。身がしっかりと焼かれているので蒸してはいないのかと思ったのですが、蒸してから焼き上げているそうです。 タレはしょっぱめでした。