「東京メトロ有楽町線・江戸川橋駅」4番出口を出て、目白通りを飯田橋方面に進みます。首都高速5号線と神田川が並行して走り、印刷会社や製本会社のビルが並びとても殺風景ですから神田川に架かる橋の名前でも見てみましょう。「石切橋」を見つけたらもう少しです。次の「西江戸川橋」を渡りましょう。橋の袂の信号を直進すると煉瓦の塀の落ち着いた風情の一軒家が、1908(明治41)年創業の「石ばし」です。
門をくぐり趣のある庭を見て、玄関を入ると左手にテープル席、靴を脱いで右手が厨房、左手奥が座敷です。前日の夜、予約のときにお願いしておいたので、奥の座敷に案内されました。「明神下 神田川本店」のように個室ではないものの落ち着いて頂けます。
まず、飲み物を注文して暫くすると、ビールともにおぼろ豆腐と枝豆が出てきました。この豆腐が中々美味。ビールの追加を頼み、気持ちよくなった頃、肝焼き三種が到着。珍しいレバーもありご機嫌です。つづいて白焼に舌鼓をうち終わり、真打ちのうな重登場! 蒸し加減、焼き加減は絶品です。タレは少しだけ辛め。お新香も美味しい。何でもうなぎのタレより歴史が古い糠床だそうだ。
こちらの方は、本当に感じがいいです。予約を入れたときにあれこれ聞いたのですが、嫌な顔(電話ですから声ですね)せず、当方の質問にも丁寧に答えてくれました。聞いてみて分ったことは、肝焼き、うざくなどの一品料理はメニューには載っていませんが、予約のときに伝えれば出来る範囲で受けてくれるそうです。