根岸 のだや

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このお店は閉店しています


JR山手線「鶯谷駅」北口で降りて言問通りを渡り 、尾竹橋通りを進みます。ほどなく尾久橋通りと交わる「根岸小前交差点」に至ります。交差点の左角は、豆腐料理の老舗「笹乃雪」の黒いビルですが、根岸小学校と「とんかつ・大つか」の間を右に曲がります。右側の根岸小のフェンスが終わったころ視線を左にやると”うなぎ蒲焼”の幟がはためくのが目に入ります。そこが「のだや」です。

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サッシの引戸に暖簾がかかっている風情は、東京の下町にある知る人ぞ知るお店のひとつのパターンです。暖簾をくぐると店内はうなぎ屋さんだけにうなぎの寝床の縦長の造りです。手前にテーブルが二つ配置されていて、奥は5.5畳(6畳のうち半畳を押入にとられているため)の小上がり座敷で座卓が縦に並んでいます。 座敷の奥にで地上デジタル放送を映している液晶テレビが新しいので店内の古さが際立ってしまうが、嫌な古さではなく由緒を感じる居心地の良い古さです。 それもそのはず、この場所は、明治元(1868)年創業のうなぎ職人を中心とした調理師会「野田屋東庖会」がかつて若手研修会で使用していた場所だそうです。東庖会の養成所機能が移転したことでご主人の伊藤弘義さんが権利を買い取って1978年に「のだや」の屋号で開業したそうです。

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蒸しからの調理は注文が入ってからするので20~30分は待つということです。今回は丁度今居るお客さんに注文の品が行き渡ったところで伺った為か25分ほどでうな重(大)とご対面です。

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鰻もご飯も熱々でハフハフ言いながら頬張りました。醤油と味醂の風味が生きているタレにからまった鰻は鰻らしい香りを残していて柔らかく江戸前の正統派です。自家製のお新香も美味しいです。特に山芋の漬物は鰻によくあいました。

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