こちらは、食材にこだわっているようです。鰻は、大井川共水うなぎ。米は、新潟産コシヒカリ。地どりは、徳島・阿波尾鶏。
うな重の中(税別 3800円)と肝焼き(税別 580円)にKIRIN一番搾り 中瓶(税別 650円)をお願いしました。
「30分以上お待たせしますが、よろしいですか?」「はい」
美味しいうなぎは、待つものです。
すぐにビールとお通し(タコとクラゲの酢の物 税別300円)が届きました。
お通しでビールを飲んでいると、ほどなく肝焼きが到着しました。肝焼きは、綺麗にうなぎの肝が串にささっています。肝のほろ苦さはあるもののエゴさは全くありません。さすがブランドうなぎです。
そして、待つこと 35分。うな重がやって来ました。鳳凰の塗りのお重です。肝吸いのお椀も塗りです。
うな重の蓋を開けると炭火焼き独特の香りとともに蒲焼きの美しいビジュアルが目に飛び込んで来ました。炭火焼きでこんなに綺麗な蒲焼きは珍しいと思います。
口に入れるとふんわりトロけるような食感です。美味し!食べた瞬間、うな重の大を頼まなかったことを後悔しました^^;
ご飯もお米の粒が立っています。炊き方もややかためでうなぎにぴったりです。
肝吸いの肝もプリプリ感が残っていて美味しいです。
お新香には奈良漬もあって、テンションMAX!
帰りにご主人と女将さんと少しお話しました。まず、炭火での美しいビジュアルを褒めると女将さんは「たまたま、良いところが当たったんですよ。」とおっしゃいますが、寡黙なご主人は「解る人には、解るんだよ。」とポッリ。職人なんですね^_^
こちらは、ご主人が20代半ばに店を構えてもうすぐ40年だそうです。多分、ご主人は鰻とお客さんと向き合えるキャパに抑えているので、大きなお店ではありませんが、とても丁寧に調理された美味しいうなぎが頂けます。うなぎの街・浦和の真骨頂を垣間見ました。