『宇奈とと』は、東京および大阪で14店舗を展開するうなぎチェーン店。
宇奈ととのホームペーには
一般的には、鰻は高価なイメージがあり、また“待つ美学”があるとも言われています。私達は、栄養価も高く、昔から日本人に親しまれている鰻をもっともっと低価格で気軽に楽しんで頂きたいと思っています。私達は『安い・早い・旨い』をモットーに鰻の常識を打ち破りました。
とある。
どうしても、うなぎ専門店へ足が向いてしまい、恥ずかしながら『宇奈とと』未訪問であった。
虎ノ門方面からマッカーサー通りを渡り、新橋駅へ向かう途中に『宇奈とと』のオレンジ色の看板が目に入る。
すでに昼食は済ませていたが、呼び込みのお兄さんに「赤だし無料券」をもらったのでワンコインならと入店。
「右からお一人様」と元気な声が響く。
店内は中央が作業スペースになっており、両側にカウンターの客席が並ぶ。小さな目の牛丼屋のような造りである。
暗めな照明のお陰でちょっとだけワクワクする気分になるから不思議だ(笑)
わずか5分で着丼!
確かに安いし、早い!
ふわっとした中に未体験の歯応えが覚える。
蒸しの入った関東風とも関西風の地焼きとも違う食感。
回転すし、牛丼チェーンの蒲焼ならぬ蒲煮に近い物とも違う。
焼いているところの撮影許可を頼むとあっさりOKが出たのでパチリ。
加工された蒲焼を炭火で炙っているようだ。
帰り際に感じの良い呼び込みのお兄さんにその点を確認すると
中国の工場で一次加工をして、国内の工場で蒲焼に加工したものを各店舗で炭火で仕上げるということだった。
不思議な食感は、そのためか?と…。
正直、加工の仕方と店内での炭火の使い方を工夫すれば、さらにクオリティが上がる気がした。
コストとの戦いなのだろうか?
現状では、川魚問屋直営店のリーズナブルな商品にゲートウェイ・イールとしての軍配が上がると自分は感じる。
しかし、もう少し品質が向上すれば、すし店の中で回転すしチェーンが地位を獲得したように加工品うなぎチェーンも大衆化する可能性があるのでは?と思った次第である。